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誕生の背景
グローバル保険プログラムは、欧米でグローバル企業向けに開発された損害保険契約の手配方法であり、今日では、欧米の多くのグローバル企業に採用されています。従来、グローバル企業は、オペレーションを有する世界各国各地で個別に損害保険契約を手配していましたが、この従来の方法ではリスクマネジメントの観点から3つの不都合が生じていました。
1つは、個別に保険契約を手配することにより、保険会社との保険料交渉においてスケールメリットを生かす事が出来ずコスト効率が悪いこと。2つ目は、各地で補償内容やてん補限度額がどのように設定されているか把握することが困難なため、付保漏れや付保の重複が生じやすく、また、グループの付保基準を策定し、グローバルで統一しようとしても、付保規制(*1)や各国の保険事情により困難であること。そして、最後の3つ目は、採用している保険会社と代理店・ブローカーが各国各地で相違しているためグローバル単位でリスクを一元管理もしくはコントロールすることが困難であることです。

この3つの不都合を解消し、世界各国のグループ企業や海外支店も含めたグローバルなリスクを包括的に保険手配するために生まれたのがグローバル保険プログラムです。グローバル保険プログラムは物流保険、賠償責任保険、火災・利益保険など様々な保険種類ごとに構築可能ですが、そのリスクの特性から初めは物流保険の分野で普及し初めました。物流保険の対象となる製品・半製品は工場出荷後、販売先に納品されるまで一国に留まらず世界各国各地に移動します。このような流動的なリスクを各国各地で保険手配するのは合理的ではなく、上述3つのデメリットが同様に生じるという理由から、また、付保規制の対象外となるケースが多いことから物流保険の分野で初めに普及したと考えられています。
(*1)付保規制とは、諸外国において、自国の契約者保護および自国保険産業の育成などを目的に、当該国に営業免許を有していない外国保険事業者が当該国のリスクを海外の第三国から直接付保することを法規および規制により禁止もしくは制限することをいいます。
グローバル保険プログラムとは
誕生の背景
仕組みと機能
各参加者の役割・機能
導入の効果
よくあるご質問