天津港爆発事故 – 事業の復旧と復元力に関する推奨事項

2015年8月12日、中国北部の天津港で発生した2回の大爆発で100人以上が死亡、数百人が負傷しました。この事故の影響で天津市の広い範囲に被害が及びました。

この爆発事故により、港湾地区が広範囲にわたって壊滅状態に陥り、建物、インフラ、港湾施設、運送用コンテナや自動車などの保管貨物に甚大な損害が発生しました。数千台の自動車が置かれた物流パークが火災で全焼、また爆発の被害は港湾地区から近隣の居住区域にまで広がりました。化学汚染も懸念されています。

天津は首都北京に程近い重要な工業港として、北京および北部工業地帯への貨物の玄関口です。私どもマーシュ・エルエルシーは、この事故が貨物海上保険および海上保険の分野における重大な惨事となり、国際的に事業を展開する企業におけるサプライチェーンの寸断と事業継続への影響が発生するものと予測しています。

マーシュ・エルエルシーは天津に巨大災害対策チームを派遣し、本事象とその経過をリアルタイムで追いながら、状況を詳しく監視するとともに、当社の顧客と緊密に連携しながら対応しています。

現地および世界各地の専門スタッフを活用しながら、顧客の保険金請求を支援しています。また、事業継続および復元プログラムの見直しを行うことにより将来への備えを万全にし、一層の事業運営への集中と従業員各位の対応支援の実現を目指しています。

マーシュ・エルエルシーの保険、財物リスク、 保険請求のための会計サポート、事業復旧、危機管理、保険金請求の専門家が、企業の懸案事項に対処いたします。詳細については、弊社までお問い合わせください。